歯科口腔外科治療

歯科口腔外科の診療領域では、歯牙移植、親知らずの抜歯、顎関節症の治療、外傷の治療等と言った顎口腔領域の外科処置を中心として、その疾病全般等を扱います。

歯牙移植

初診時のX線写真と口腔内写真手術後4カ月後のX線写真と口腔内写真
初診時のX線写真と口腔内写真手術後4カ月後のX線写真と口腔内写真

当院に右下欠損部のインプラント治療を目的に来院された患者さんです。
患者さんにインプラント治療以外に余っている右上親知らずの歯牙移植の説明も致しました。患者さんは歯牙移植を選択され、4か月後には写真のようになり大変満足されています。

親知らずの抜歯

術前の(デジタル)レントゲン写真術前の(デジタル)レントゲン写真です。
右下の親知らずが真横に生えてるのが確認できます。
術前の口腔内写真 術前の口腔内写真です。
右下の親知らずは歯肉の下にあります。
抜歯 歯肉を切開し、歯を図のように分割し抜歯しました。

顎関節症とその治療

顎関節症は

 1. 顎関節部および咀嚼筋の疼痛(顎やその周りの筋肉が痛い)
 2. 関節雑音(関節の音がなる)
 3. 開口障害(口が開けられない)ないし顎運動異常(顎の動きがおかしい)


を伴う「顎の慢性的な疾患」に対する臨床的な診断名として用いられ始め、日本顎関節学会(1996)は顎関節症を次のように定義しています。

「顎関節症とは、顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節雑音、開口障害または顎運動異常を主要症候とする慢性疾患の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靱帯障害、関節円板障害、変形性関節症などが含まれる。」

上記の1、2、3の少なくとも1つ以上あることが特徴です。
顎の位置の変化や筋の圧痛(押した痛み)のみの場合には顎関節症に含まれず、頭痛や耳疾患、精神疾患、神経疾患なども含まれないようです。

また顎関節症は以下の1~5に分類されています。

 1. 顎関節症I型:咀嚼筋障害 (咬むための筋肉の障害)
 2. 顎関節症II型:関節包・靱帯障害 (関節周囲の組織の障害)
 3. 顎関節症III型:関節円板障害 (関節の中の組織の障害)
 4. 顎関節症IV型:変形性関節症 (関節の形の変形があるもの)
 5. 顎関節症V型:I~IV型に該当しないもの


顎関節症の治療法

当院での治療には次のようなものがあります。

  1. 1.咬合調整・咬合再建
  2. 最近では関連性が低いと言われていますが、私個人としては咬み合わせが原因の場合は、かみ合わせの調整あるいはかみ合わせを作る場合があり、効果があると思っています。
    かみ合わせの調整の場合は、調整直後に実感出来ることが多いと思います。

  3. 2.スプリント療法(マウスピース)
  4. 口にはめる装置を治療目的により色々な種類を使い分けます。

  5. 3.運動療法
  6. 開口練習
    大きく口を開けて顎の筋肉をほぐしたり、顎関節の動きを広げる練習です。

  7. 4.薬物療法
  8. 消炎鎮痛剤などによるコントロールです。


    その他必要に応じて治療したり致します。

TCH(Tooth Contacting Habit:歯列接触癖)

よほどの歯列不正がなければ、安静時には上下の歯列は僅かに離れているのが正常です。

TCHとは、覚醒時に上下の歯(一部もしくは全部)を持続的に接触させる癖です。強い力で噛む「クイシバリ」と違い、弱い力でも接触が持続すると弊害が起きると考えられています。

TCHの弊害

TCHは顎関節症の原因ですが、その他にも歯の摩耗・知覚過敏・歯根破折・修復物の破損・歯周病の悪化など歯科の問題、睡眠時ブラキシズム(ハギシリ・クイシバリ)の増加、さらには肩こり・頭痛・腰痛など全身症状とも関係しているようです。

TCHの改善方法

TCHはテレビを見ている時や長時間パソコンをしている時などに起こりやすいので、テレビやパソコンの隅に何らかのシールや写真などを貼っておき、それを見たら上下の歯が接触していないかどうかを確認し、もし接触していたら離すということを繰り返すという方法があります。

TCHの改善指導を行っている歯科医院も当院のように今後増えてくると思いますので、そういった医院を受診することがベストだと思います。

当院の歯科口腔外科治療について

歯科口腔外科医は大学病院や総合病院で一般歯科治療以外に、親知らずの抜歯など局所麻酔の小手術から顎顔面領域の腫瘍、外傷、奇形などの全身麻酔による手術、そして、術後管理、救命処置などを経験しています。

私自身は、大学病院の歯科口腔外科で研修し、助手として、学生や若い歯科口腔外科医の指導も行っていました。また、横浜市歯科保険医療センター休日夜間救急診療でも勤務しておりました。当院では、これらの経験を活かした歯科口腔外科処置を安心安全に行っていきたいと思います。

当院の歯科口腔外科処置では、親知らずの抜歯、外傷による裂傷の縫合、歯の脱臼(子供から大人まで)の処置腫れや痛みに対し必要であれば点滴処置も行えます。顎の痛み(顎関節のトラブル)も対応いたしております。また、口腔内に異常がないかチェックし、口腔がん検診も実施いたします。

口腔外科処置を行う道具は、しっかり感染対策を行う必要があります。
当院では安心安全対策としてオゾン水での除菌後、ヨーロッパ基準のオートクレーブあるいはホルマリンガスで滅菌処理を行い外科道具の感染対策を行うことで安心安全な外科処置を行います。加えて、外科処置前より生体情報モニタによって、血圧や心電図などを術前より監視し安心安全な外科処置を行っていきます。

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